治療と両立に「時短勤務」が必要
このほど内閣府が発表した「がん対策に関する世論調査」によると、がん治療
と仕事の両立のために必要な取り組みとして、52.6%の人が「短時間勤務が活用
できること」を挙げています。この調査は昨年11月、全国の18歳以上の男女3000
人を対象に実施されました

仕事と治療等の両立について
がんの治療や検査のために2週間に1回程度通院する必要がある場合、働き続けら
れる環境にいると思うか聞いたところ、「そう思う」とする割合が27.9%、「そう
思わない」が64.5%となった。

両立を困難にする要因
両立できる環境にいるとは思わない人にその理由を聞いたところ、「代わりに仕事
をする人がいない、またはいても頼みにくいから」と答えた人の割合が21.7%と最も
高く、以下「職場を休むことを許してくれるかどうかわからないから(21.3%)「が
んの治療・検査と仕事の両立が体力的に困難だから」(19.9%)「休むと収入が減っ
てしまうから」(15.9%)「がんの治療・検査と仕事の両立が精神的に困難だから」
(12.8%)「休むと職場で評価が下がるから」(6.0%)となった。

両立に必要な取り組み
働く意欲のあるがん患者が働き続けられるようみするためには、どういう取り組み
が必要だと思うか聞いたところ(複数回答)、「病気の治療や通院のために短時間勤
務が活用できること」を挙げた人の割合が52.6%と最も高く、以下「1時間単位の休
暇や長期の休暇が取れるなど柔軟な休暇制度」(46.0%)「在宅勤務を取り入れるこ
と」(38.6%)などの順となった。

政府に対する要望
 がん対策について、政府はどのようなことに力を入れるべきだと思うか聞いたとこ
ろ(複数回答)、「がん医療に関わる医療機関の整備(拠点病院の充実など)」を挙
げた人の割合が61.5%と最も高く、以下「がんの早期発見(がん検診)」(56.3%)
「仕事を続けられるための相談・支援体制の整備」(49.6%)などの順となった。