職場のパワーハラスメント」とは、同じ職場で働く者に対して
職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の
適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えたり職場環境を
悪化させる行為です。

これがパワハラ6類型
◆身体的な攻撃
◆精神的な攻撃
◆過大な要求
◆過小な要求
◆人間関係からの切り離し
◆個の侵害

パワハラの予防・解決は?
 パワハラ対策の基本的な枠組を構築するためには
以下7つの取組が考えられます。

【予防するために】
①トップのメッセージ
 組織のトップが、パワハラは職場からなくすべきであると明確に示す。
②ルールを決める
 就業規則でパワハラの禁止や処分に関する規定を設ける。
③実態を把握する
 従業員アンケートを実施する。
④教育する
 管理職研修、従業員研修を実施する。
⑤周知させる
 組織のルールや相談窓口について周知させる。

【解決するために】
⑥相談や解決の場を設置する
 組織内や外部(カウンセラー、弁護士等)に相談窓口を設置する。
⑦再発防止のための取組
 行為者に対する再発防止研修を行う。

相談を受けたときの対応は?
 相談対応の流れとポイントは以下のとおりです。
1. 相談窓口
・相談者の秘密が守られることや不利益な取扱いを受けないことなど、
相談窓口でどのような対応をするか明確にしましょう。
・1回の相談時間は長くとも50分程度としましょう。
2. 事実関係の確認
・相談者の了解を得て、行為者や第三者に事実確認を行いましょう。
・相談者と行為者の意見が一致しない場合、第三者に事実確認を行いま
しょう。
3. 行為者・相談者への措置の検討
・以下の要素を踏まえて検討しましょう。
相談者の被害の大きさ/事実確認の結果/行為者や相談者が行った発言・
行動の問題点/就業規則の規定/裁判例
・対応としては、行為者または相談室への注意、行為者からの謝罪、人
事異動、懲戒処分などが考えられます。
4. 行為者・相談者へのフォロー
・相談者や行為者に対して、会社が取り組んだことを説明しましょう。
・行為者の発言・行動の問題点を伝え、同様の問題が起こらないようフ
ォローしましょう。
5. 再発防止策の検討
・再発防止策は予防策と表裏一体です。予防策に継続的に取り組むこと
で再発防止につなげましょう。

 会社としては、発生状況の把握が困難であるなどの課題がありますが、
パワハラを受けた社員のダメージはもちろん、職場環境の悪化から生産性
が落ちたりすることも考えられます。会社を守るためにも、パワハラ対策
は肝要といえるでしょう。